四つの階級の稼ぎに差かつく理由

2011.11.04

たとえば、従業員が10〇人いて、一人が年間1000万円の「稼ぎ」を会社にもたらしている会社があるとしよう。自分の稼ぎの半分ももらえるケースは少ないかもしれないが、ここで従業員の年収が五〇〇万円だとしてみよう。すると、会社としては、五〇〇万円×一〇〇で五億円の利益になり、たとえば税金を四割取られるとすると、三億円か会社の純利益だ。この会社の社長が株式の10〇%を持つオーナー社長なら、この人の取り分は三億円ということになる。

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もちろん、別に株主がいると、持ち分に応じて儲けはその株主のものになるし、多くの場合銀行などから資金を借り入れているので、儲けの相当部分が、金利支払いに消えるということもある。人を中心に会社というものを見ると、会社という仕組みは「他人を使うためのもの」であって、しかも、使われている人は、自分が稼いだ価値の大きな部分を会社に召し上げられる形になっている。この構造は、よく理解しておく方がいい。「サラリー階級」は身分の安定と引き替えに、自分が貢献して稼いだ価値の多くを召し上げられているし、「ボーナス階級」も、成果連動型の賞与をエサに、稼ぎに駆り立てられている。ただ、ボーナス階級の方が一桁余計に高収入であることの背景には、彼らが、「リスクを取っている」ということと「余人をもって代えがたい仕事をしている」ことの二つの理由がある。ときにはリスクを取らないとリターンが増えないというのは、投資でも、仕事でも一緒だ。