エステで生まれ変わりたい

2011.04.12

エステサロンに電話をかけた。やはり不安はあったが、ここに来てそれも一気に吹っ飛んだ気がする。私の心臓は期待で躍っていた。丸いテーブルに2脚の椅子が置いてある待合室の白い壁には、雑誌で見た広告と同じ物が張ってあった。その隣には、犯罪者のように目を黒く隠された水着姿の女性が50人くらい載っている、チラシが張ってあった。8回の施術で太ももが6センチも痩せた人、20回で体重が13キロも落ちた人、1回の施術でウエストが3センチ細くなった人など、思わずうらやましいと思ってしまうケースが並んでいた。私は全身で心臓の音を刻んでしまうほどわくわくしていた。「過食症で太ってしまったんですね。ストレスが多い人がなりやすいんですよね。何かストレスのもとになっているような、例えばお仕事とか……」さっきの女性は丁寧に名刺を差し出し、私にアンケートを書かせたあと、どうして痩せたいのか聞きはじめた。私は摂食障害である事実を、恥じることなく素直に話した。他のサロンの水野という女性には、摂食障害が治る方法が知りたかったから仕方がなく話していたが、なぜかこの女性には、そういう抵抗を感じることもなくて、しゃべりやすかった。「仕事が忙しいんです。たぶんそれが原因だと思うんですよね。今はかなり悪化していますから、ノイローゼ気味だと思います」「ええ、ストレスって大きいですからね」私の正面に座り、私の話を聞きながら真剣に相づちを打っている女性は、この支店の店長だった。彼女は背も顔も目も鼻も口もすべてが小づくりだった。扉の向こう側にある施術室は暑いらしく、再びこの部屋に入ってきたときには、彼女の額には汗がびっちりと浮かんでいた。「他のエステの体験コースも行きましだけど、金銭的にも無理があったし、過食のことについての説明もあまりにも安易だったので、やっぱり入会できなかったんです。本当に痩せられるのか、過食が治るのかも分からなかったので不安だらけでした」話をしていくうちに、そんなことまで私は言い出していた。サロンで働く人に対してこういうことを言うのは失礼なことかもしれなかったが、自分の今の思いを伝えて、本当にエステで生まれ変わりたかった。
[参考]
川崎のエステティックサロンPMK

エステサロンPMK心斎橋店

PMKエステサロン名古屋店